イージス・アショア(再質問)

2019年6月議会

 国会答弁で、安倍総理は、「イージス艦の艦上勤務が大変なので、イージス・アショアなら自宅から通えるので非常に楽になる。これは、イージス・アショア、8隻体制になると日本全国をカバーできるけれども、勤務体制が大変だからイージス・アショアが必要なんだと。」 これにかかる費用が、もろもろ含めて現時点でも8千億円はかかるだろうと言われてます。 国保の関連で1兆円は都道府県知事も必要だと要求していましたが、都合、3,400億円で折り合ったということもありますので、そういうふうな費用はこういうことに使わなくて、もっと国民のために使える費用ではないかとこんなふうに思います。  

 それともう一つ、これは、代表質問で井上県議もご指摘になりましたが、ミサイルは北朝鮮から日本へ約10分で到達するだろうというようなことが言われていまして、これを北朝鮮から山口、秋田までの距離を計算してみますと、秒速にすると約2kmだそうです。ただ、これは中距離弾道ミサイルを想定しているということのようですけれども、それではなくて、ロフテッド軌道で真上に上がる大陸間弾道弾であると。これは、もう秒速5km以上、これでは、とてもじゃないが迎撃不可能、今の技術では迎撃不可能だというふうに言われています。このようなことで本当に狙われたら、もし、当たったとしても上空200kmで爆発、命中すると。もし、これに核弾頭が積まれていたら、山口県だけでなく西日本、もっと広い範囲で日本が大変な被害を受けると、そんな危険を冒してまでやる必要はないのではないかというふうに思います。

 そういう面では、私は、先ほど、知事の政治的判断でと申しましたのは、私は前にも質問させていただきましたが、かつて戦後、秋吉台を米軍の爆撃演習場にするという場合に、当時の小澤太郎知事が体を張って、そんなことをされるものなら現地に自ら座り込んででも阻止をするということで、今回の質問でもサイクル県山口で秋吉台は非常に風光明媚なと知事自らがおっしゃった。小澤元知事のような例もあるわけですので、是非、その点についていかがかということを、まず、再質問でさせていただきたいと思います。

答弁

イージス・アショアについての再質問にお答えをさせていただきます。種々ご指摘がございましたけれども、まとめてお答えをさせていただきます。 先ほども、ご答弁申し上げましたけれども、このイージス・アショアの配備については、国の役割と責任に属する防衛政策に係る事柄であります。 県としては、この防衛政策を尊重する一方で、県民の安心・安全を確保する立場から、言うべきことは言うとの基本姿勢の下で、引き続き国に対して住民の思いに寄り添った詳細かつ丁寧な説明を何度でも重ねるよう強く求めてまいります。