議会名 | 所属会派 | 質問者 | 質問日 | 区分 | 答弁 |
R6.9定例 | 社民党・市民連合 | 中嶋 光雄 | 9/26(木) | 一般 | 観光スポーツ文部長 |
1 県政の重要課題について
(3)長生炭鉱水没事故犠牲者の遺骨返還
9月11日、社民党の大椿ゆうこ参議院議員が、福島みずほ党首名で厚生労働大臣あてに「長生炭鉱遺骨調査に関する要請」を行いました。
『長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会』は坑口開口と遺骨調査の為、寄付を集め始め、当初目標額を超えましたが、新たな工事費や調査費などの為、さらなる募金活動を行っています。
同会の長年の取り組みが、今、多くの人々の共感を呼んでいます。
地元・宇部市も、「国による遺骨収集等が進むよう努めていきます。国によって遺骨収集等が進められる際には本市もこの事業に協力していきたい」と表明しています。つまり国の決断を待っているのです。』などと主旨を説明したうえで、①10月26日までに坑口を開ける予定なので、坑口を開けた後に、厚生労働大臣ならびに厚生省に現地視察を要請。②長生炭鉱における遺骨収集・返還事業を、厚労省・人道調査室の事業として再確認し、今後の調査、遺骨発掘・収集、鑑定・返還等に協力を要請しました。
長生炭鉱に関するメディアの関心もかってないほど高まっています。
そこで、お伺いします。
「刻む会」が資金を集め、調査・工事に向けた具体的な準備がほぼ整い、まさに24日から、坑口を開けて遺骨の場所を特定すべく調査の初期段階を担う工事が開始され、本坑道の潜水調査も行われます。
この件に対するこれまでの議会答弁は、「県としては、引き続き、刻む会の皆様などからの御要望等を国に伝え、国による遺骨収集等が進むよう努めてまいります。」などに留まっています。
事態は動き出した訳であり、今後、県としても国に具体的な要請を行うべきです。その見解をお尋ねします。
長生炭鉱水没事故犠牲者の遺骨返還についてのお尋ねにお答えします。
お示しの長生炭鉱の水没事故において、多くの方々が亡くなられたことは大変痛ましく、改めて犠牲者の方々に哀悼の意を表します。
遺骨の収集、返還については、国の責任において対応されるべきものであることから、県ではこれまで、日韓親善と人道上の立場から、「刻む会」の皆様などの御要望や御意見を国に伝えてきたところです。
県としては、引き続き、「刻む会」の皆様などからの御要望等を国に伝え、国による長生炭鉱犠牲者の方々の遺骨収集等が進むよう努めてまいります。