LGBTQ+に対する施策と評価について

2022.6.15 一般質問

県は、多様な性について正しい理解と認識が促進されるよう、昨年12月に性の多様性に関するリーフレットを発行しているが、啓蒙活動に留まっている印象で残念である。

この問題について徐々に理解も進み、LGBTの呼称は市民権を持ってきたように思うが、未だに職場で不当な差別を受けたり、学校でいじめの対象となる事例が後を絶たない。

LGBTQ+に対する理解を深めるため、研修などを含めて県は現在どのような施策を講じているのか、その評価について伺う。    村岡知事答弁・・・中嶋議員の御質問のうち、私からは、多様性・ジェンダー平等に関して、LGBTQ+に対する施策と評価についてのお尋ねにお答えします。

私は、LGBTなどの性的マイノリティを理由とした偏見や差別はあってはならず、多様性を認め、それぞれの生き方が尊重される社会を構築することが重要と考えています。

このため、県では、昨年策定した第5次男女共同参画基本計画に基づき、性の多様性への理解促進に向けた普及啓発に取り組んでいるところです。

具体的には、まず、昨年10月に、性の多様性をテーマとしたセミナーを開催し、多くの方の参加をいただくとともに、参加者から、当事者の体験談を聞いて理解が深まったなどの評価をいただいたところです。

また、昨年12月には、LGBT等の基礎知識に関するリーフレットを作成したところ、内容について好評をいただき、県内の公共施設への備え付けに加え、民間団体によるイベントでの配布など、幅広い活用につながっています。

さらに、企業や関係団体に対する県政出前トークや、県職員に対する研修を通じて、窓口対応や職場での配慮などに関する知識の向上を図っています。

私は、県民の更なる理解促進に向けて、こうした取組を一層進めていく必要があると考えており、今後も引き続き、市町や企業、関係機関、関係団体と連携しながら、性的マイノリティの方々への正しい理解と認識を深め、性の多様性を認め合う意識の醸成を図ってまいります。