宇宙状況監視レーダー

2022.6.15一般質問

宇宙状況監視レーダーは、静止衛星軌道上の日本の衛星だけでなく、準天頂衛星軌道上のGPSだけでは得られないセンチメートルレベルの高精度な測位を実現する日本の衛星測位システム「みちびき」が中国のキラー衛星やロシアのスパイ衛星などから破壊されないよう監視するもので情報は米軍と共有するとなっており、レーダー出力等の諸元や安全管理面の機能は能力を類推される恐れがあることから防衛省中国四国防衛局は公表できないと対応、軍事機密を持った軍事施設であることが鮮明になっています。

 また、レーダー基地中心から400m付近には菊川断層帯南部区間の活断層の一部が地表部で確認され、2016年11月国土地理院編集の解説書によると、この菊川断層帯南部区間は震度6.9以上の地震が発生し2m以上のずれが生じる可能性も予測している。

 そこで、県として係る状況を防衛省が把握の上でレーダー基地建設工事を進めているものかどうか防衛省に照会してもらいたいが、見解をお聞かせください。

総務部長答弁…宇宙状況監視レーダーについてのお尋ねにお答えします。お示しの活断層についてですが、防衛省からは、各種の調査結果やデータベース、信頼性の高い文献等により、当該施設の直下にないことを確認しており、耐震基準を定める建築基準法などの関係法令に基づき、適切に対応するとの説明を受けています。