集落営農法人への支援について

25年11月県議会

3、集落営農法人への支援について

昨年後半からのコメ不足による米価高騰騒ぎが起きているが、長年の米価低迷と10a当たり1万5千円あった米の直接支払い交付金が7500円になり2018年度には、これも廃止になるなど、稲作中心の本県農業を取り巻く状況は厳しさを増し、活路を求めて集落営農法人を推進し、地域のみんなが参加し農地を守る体制づくりを打ち出してきた。

県内の集落営農法人は、2010年度116法人であったものが2024年度で303法人に増加しているものの、2020年農林業センサスによる本県の農業従事者の平均年齢は72.3歳と全国平均よりも高く、2025年の確定値ではさらに高くなっている筈だから、現在ある集落営農法人を維持していくことも容易ではありません。今後も集落営農を推進することはいいのですが、高齢化が進み、組織があっても作業できる人がどんどん減っている状況が私の住んでいる地域でも見られます。これからは、新たな集落営農法人の設立とともに、既存法人をどうフォローアップしていくかが重要です。できた法人を放っておけば、潰れるようなことがあってはなりません。

周りからも、①集落営農を立ち上げたがオペレーターが高齢化し、世代交代が進まない。②本県は条件不利地域を多く抱えることから農地集積の面積規模が小さい。③収益性の低下。などの悩みを聞かされます。

これらへの対策として、2015年から「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に集落営農法人連合体の育成が位置づけられ、「担い手支援日本一対策」の創出、さらに、2022年度に新設した農業経営・就農支援センターを核に農業中核経営体の育成と経営基盤の強化などの対策を講じられています。

そこで、お尋ねです。集落営農法人の平均耕地面積の調査データは現在無いとのことだが2015年度末は平均で26.3haだったそうで、現在も変わりないのが本県農業の実態だろうと思われ、20~30ha規模の経営で、十分な所得が得られる専従オペレーターと、農地の出し手であり軽作業を分担する担い手でもある多数の構成員とが、しっかり役割分担しながら持続可能な山口県版経営モデルを確立しなければならないのではと思います。そのために地域の特性にあったきめ細かな指導・支援体制を、財政支援を含めて、県として構築すべきではと思いますが、どのようにお考えか伺います。

農林水産部長答弁・・・集落営農法人への支援についてのお尋ねにお答えします。中山間地域が県土の約7割を占め、全国より早いペースで農業従事者の高齢化が進む本県では、持続可能な農業の実現に向け、市町やJA等関係団体と連携し、地域農業の中核的担い手である集落営農法人の経営基盤強化と併せて、法人後継者の確保に向けたきめ細かな取組を進めています。

 具体的には、まず、経営基盤強化の取組として、農地の維持が困難となった法人との経営統合により規模拡大を目指す法人に対して、アドバイザー派遣による経営安定ビジョンの作成を支援するとともに、その実現に必要な農業技術やスマート農機等の導入に対する支援を行っています。

 次に、法人後継者確保の取組として、就農フェアや就業ガイダンス等を通じて、全国トップ水準の給付制度等をPRするとともに、法人代表者と直接面談できる場の設定により、社会人インターンシップへの参加に繋げるなど、法人への就業を促進しています。

再質問・・・11月23日付けの日本農業新聞に県内の集落営農法人303のうち3割が農大卒業生・移住者らを正社員雇用、またJA・県が法人の収益拡大支援との記事が喜ばしい限りです。しかし、303法人のうち3割ですから、あと200法人の経営・営農が、この先五年、十年、どうなるのかが心配なんです。農林水産業振興計画での、例えば、オペレーターなども行う農業中核経営体数が2026年目標値550経営体で大丈夫なのか、そもそも達成の見込みがあるのかお尋ねいたします。

農林水産部長答弁・・・集落営農法人の支援に係る再質問にお答えいたします。農業新聞に、県内の集落法人の303の3割が農大卒業生・移住者らを正社員雇用しているという記事が出ていたと。で、残りの200法人の集落営農法人の五年、十年の経営・営農はどうなるのか心配だと。県の振興計画で、農業中核経営体について2026年目標を550経営体としているが、それで大丈夫なのか、そもそも達成の見込みがあるのかという質問だったかと思います。

 まず中核経営体の数、お示しの数ですが、令和6年度末で、お示しの、言われたですね、集落営農法人303経営体ございまして、それを含めて516経営体となっております。令和8年度末の目標、これがあの550ということですけれども、これには達しておりませんが、市町や関係団体と連携いたしまして、地域計画に基づきます協議を進め、引き続き農地の基盤整備等に合わせてですね、新たな法人の設立を推進するとともに、今後規模拡大を図ろうとする株式会社等の企業の参入、こちらの方もですね、促進をですね、しているところでございます。以上です。