医療的ケア児及びその家族への支援を!

ア 医療的ケア児支援の取組状況等について
昨年9月の議員立法で成立をした「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」の施行への対応について伺います。

医療的ケアが必要な子どもを持つ保護者にとって、子どもに医療のケアサポートが必要であり、地域の学校に通わせたいが看護師等の専門職が配置できていないため、通学させられないので働きにも出られないなど困っている。悩みの種だとの話を聞かされました。

在宅の医療的ケア児(0~19歳)は2019年度の厚生労働省の推計によると、全国で20,155人、山口県でも実態調査により150人を把握されており、改めて、県内でも多くの医療的ケア児への支援の拡充を望んでいる子どもたち、また、その家族がおられると認識させられました。

幸い新年度新規事業として、医療的ケア児支援センター運営事業、そして医療的ケア児保育支援事業の予算が計上されており、大いに評価します。

こうした問題への対処、事業を成功させるには社会的合意の形成が何より重要だろうと考えています。

そこで、この間の医療的ケア児支援の取り組みの状況をお聞かせください。併せて、その成果と課題を踏まえたうえでの新規2事業の展開だろうと考えますので、今後さらにバージョンアップした必要なケア、サポート方針などについて、併せて保護者、家族の抱えている悩みや課題への対応・支援策について、知事部局は、どのように対処して行かれるのかお考えをお聞かせください。

また、医療的ケア児は年々増加するとともに多様化し続けており、一人ひとりの状況や教育的ニーズに適した対応が求められる県教育委員会として、法律の施行を受けて、医療的ケア児の地域の学校への受け入れ等について、今後、具体的にどのように対応されようとしているのか、ご所見を伺います。

健康福祉部長答弁・・・

新年度予算及び施策についての2点のお尋ねにお答えします。

まず、医療的ケア児支援の取組状況等についてです。

医療的ケア児とその家族が地域で安心して生活できるよう、県では、これまで、「医療的ケア児支援地域協議会」を設置し、医療、福祉、保育等の関係機関の連携促進や支援に携わる人材育成などに取り組んできたところです。

こうした中、昨年9月の医療的ケア児支援法の施行等を踏まえ、県では、来年度、支援の拠点となる「医療的ケア児支援センター」を設置し、家族からの相談に応じるとともに、関係機関との連絡調整等を行い、医療的ケア児等への総合的な支援体制の整備に取り組むこととしています。

また、保育所等において、利用を希望する医療的ケア児の受入れが可能となるよう、体制整備に向けた看護師の配置やガイドラインの作成など、市町の取組を支援してまいります。

県としましては、今後とも、医療的ケア児とその家族の日常生活や社会生活を支えるため、市町や関係機関等と連携し、支援の充実に努めてまいります。

イ 地域の学校への受け入れ等について
医療的ケア児は年々増加するとともに多様化し続けており、一人ひとりの状況や教育的ニーズに適した対応が求められる県教育委員会として、法律の施行を受けて、医療的ケア児の地域の学校への受け入れ等について、今後、具体的にどのように対応されようとしているのか、ご所見を伺います。

副教育長答弁・・・

次に、医療的ケア児及びその家族への支援のお尋ねのうち、医療的ケア児の地域の学校への受け入れ等についてです。

県教委では、医療的ケア児支援法の基本理念を踏まえ、小・中学校等を所管する市町教委に対し、医療的ケアの安全な実施に向けた校内体制の整備等について助言するとともに、看護師配置に係る国事業の活用の周知を行っているところです。

また、医療的ケア児が高等学校等への進学を希望する場合には、本人の教育的ニーズ等を踏まえ、可能な支援について検討することとしています。